菅原文太さん死去:『北の国から』の名言「誠意って何かね」と妻・菅原文子さんのコメント「朝に道を聞かば、夕に死すとも可なり」



俳優・菅原文太さんが亡くなった。

代表作は映画『仁義なき戦い』シリーズ、『トラック野郎』シリーズ、『まむしの兄弟』シリーズ。

人気マンガ『ワンピース』の「赤犬」のモデル。

2001年公開の宮崎駿監督作品・『千と千尋の神隠し』で、釜場でボイラーを担当している老人 釜じいの声を演じたことでも話題になった。

死因は、転移性肝がんによる肝不全。

81歳だった。

故郷は宮城。

東日本大震災によって『死生観』を根底から覆されたという。
(※菅原文太さんが宮城県消防協会会長との対話がコチラで聞けます)

「生き、生かされることとは何か」を問い、晩年は無農薬有機農業の普及と世界平和の実現に力を尽くした。

昨日(2014年12月1日)妻・菅原文子(すがわら・ふみこ)さんが発表したコメントは次のようなものだった。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

 七年前に膀胱がんを発症して以来、以前の人生とは違う学びの時間を持ち「朝に道を聞かば、夕に死すとも可なり」の心境で日々を過ごしてきたと察しております。

 「落花は枝に還らず」と申しますが、小さな種を蒔いて去りました。一つは、先進諸国に比べて格段に生産量の少ない無農薬有機農業を広めること。もう一粒の種は、日本が再び戦争をしないという願いが立ち枯れ、荒野に戻ってしまわなのいよう、共に声を上げることでした。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

菅原文太さんの名言が色々なサイトにアップされている。

その一つが、

誠意って何かね

の一言。

これは、「北の国から '92 巣立ち」で、妊娠させられた女性の叔父役を演じ、カボチャを持参して土下座する親子(田中邦衛と吉岡秀隆)に言ったセリフ。

ちょっと音声が悪いですがこちらでその場面が見れます。


(リンク切れなどがあるかもしれません)

誠意って何かね

これは、色々な場面で蘇る言葉でもあります。

ただのドラマの一つのセリフではなく、人生の様々な場面で、心と心で、一人の人間として人と向き合ったとき、思い出さねばならないことだと思います。

 

そして、その場面の後、この父親(田中邦衛)と息子(吉岡秀隆)が店で聞いた曲が、長渕剛の『西新宿の親父の唄』(作詞・作曲 長渕剛)。

(歌詞はコチラ


西新宿の飲み屋のガンコ親父が、まだ駆け出しで売れない長渕剛(当時は長髪)に説教したり、厳しくも優しく語ったりしている姿が目に浮かぶような歌。

その親父さんが「昨日死んだ」と歌われる。

まずコチラでお聞きください。

(リンクが切れているかもしれません)

この歌で繰り返されるサビの部分

「やるなら今しかねえ

 やるなら今しかねえ

 66の親父の口癖は

 やるなら今しかねえ」

人生には限りがある。

朝に紅顔ありて、夕に白骨となれる身なり」(蓮如上人)

だから、モタモタしていちゃいけない。

やるなら今しかねえ

先に紹介した菅原文子さんのコメントの中に出てきた

朝に道を聞かば、夕に死すとも可なり

という言葉。

 

人生の目的(人生の「道」)を果たしたなら(聞かば)

その日に死すとも悔いなし(可なり)

 

という意味だろう。

無常を観ずるは菩提心(ぼだいしん)の一(はじめ)なり

と仏教にいう。

 

限りある命を自覚し、目先の欲ではなく、本当に求むべき道を進む

 

東日本大震災によって死生観を根底から覆され、

<生き、生かされることとは何か>

を晩年まで探究した菅原さんを想い、そう思った。


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